2011/12/01

造園業という地場産業そして夢。

先日うちの仕事場に
神戸大学の経済学研究科の和田さんという方が来た。
彼はボクと同じ年齢くらいで
造園業の発展について研究していて
造園屋の今の実態についての
話を聞かせて欲しいということだった。

ボクらの住んでいる地域を対象に
何件かピックアップして直接聞き取り調査をされているらしい。

ボクらの住んでいる地域は
すごく造園業が多く
かたまっている特殊な地域だと思う。
地場産業と呼んでもいいのかな。

和田さんとの話の中にもでてきたが
今の状況は(それは造園業全体にも言えるのかもしれないが)
仕事がだんだん減ってボクらの地元の産業は衰退の道を歩んでいるのかもしれない。
たぶん残念だけどそうだろう。。。

そんななかで
ボクはそういう学者さんが
なにかちゃんと形になるもので
「今」を調査してもらえるのは
すごくありがたいことだと思った。

いろいろ話もおもしろく
盛り上がってしまい
二時間くらい話こんでしまった。

もともとこのブログをはじめたきっかけも
少しでも多くの人に
庭に興味をもってほしい。
庭をつくる仕事をしているヤツは
普段こんなことをしてこんなことを考えている。
もっとたくさんの人に庭が身近な存在になって欲しい。
そうなったらいいなと思って時間があるときは拙い文章を書いている。
このブログで仕事をとろうなんて
考えでやってない。(もちろん欲しいですが。。。w)
ブログなんてよくマメ書くね~なんて言われるが
必要ないのであればこんな時間のかかる作業はすぐにでもやめたいくらいだ。
でも今は書いたように少しでもなにかが伝わればという気持ちのほうが強いので
続けようと思っている。

ニワプラスを続けてる理由も
まだ今はみんなで勝負する時期ではなく
今はみんなで協力しあって
造園、庭、ガーデン業界全体の底上げになればという
思いがボクはすごく強い。

和田さんと話しててすごく思ったことがあった。
家を建てる予定の人やリフォームしたい人が
ボクらの地域に直接きてくださって
何件かの造園屋で話を聞いたりして
図面や仕事を依頼をする。
住宅展示場とかではないけど
せっかくこんなに集まってるのだから
庭のことはあそこらへんにいって
ええなと思ったとこに発注すれば
かっこいいもんができる!
なんて場所に八尾のこの山手地域が
なったらいいのにななんて思いました。

そうじゃないと集まってる意味や利点を
活かせてないことに。。。

庭をつくることがもっと当たり前なことに。

そしてつくる人もお客様の目も
お互いに向上して
もっともっといい仕事ができたらな。
そうしたら衰退なんてしないんやろな。

庭は絶対に必要なものやから。

夢みたいやけど
そうなったら
最高やな。




大阪八尾の庭師
GREENSPACE CO.LTD.

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