2010/06/29

この木なんの木。

 会社は大阪ですが山のふもとにあります。
そしてその山を越えると奈良県に。
30分足らずで奈良県です。
今も山を越えて奈良で仕 事してるのですが
まさに今、その山で花が咲いてる木があって
このおっきな木はなんていう木やろ・・・??
ってのがあったので
車 をとめてチョッキンと枝ごと拝借。
事務所に帰って何冊かの辞典で調べてみると
「クマノミズキ」という木だということがわかりました。
庭 木以外は触れる機会もあまりなく
正直勉強不足でほとんどわかりません。
「山の木や野の花や野草や野鳥や魚」
いっぱい知ってる人は ほんと尊敬ですしめちゃめちゃカッコイイ。
ボクもいつかそんな人になりたいです!


6月28日撮影 高安山にて


大阪の庭屋 
GREENSPACE CO.LTD.  タツミコウゾウ
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2010/06/28

本日は

100628_1752~01.jpg
延べ石を積んでました。

良い感じの延べ石です





大阪の庭師 GREENSPACE CO.LTD.



2010/06/26

続 天理の庭

 4月に竣工したときに は
まだ落葉樹の葉がでてなかったので
梅雨の晴れ間をねらって撮影に!
石積みとガレージの間の目地の植栽も
順調に成長しててホっとひと安心です。






















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2010/06/25

桂離宮

 

先日の勉強会でオススメされていた本が届きました!
「桂離宮」 石元泰博 六耀社
高い本なので悩みましたが1000部限定ということであわてて購入。
パラパラみただけですが全編モノクロで今まで見たことのない角度の
桂離宮がみれます。
空気感や緊張感が伝わってきます。

あとボクの名前と弟の名前で京都迎賓館の一般参観に
申し込んだのですが
昨日ハガキがきて
見事弟が当たりました!
ボクはハズレ・・・
7月の末の見学が楽しみです!!!


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2010/06/23

夜の景<淀川の庭>

先日紹介した<淀川の庭>の照明工事が完成し
また昼間と違った夜の表情をみせてくれます。













照明のデザインは大光電機の照明デザイナーさんが!
(今回の写真もいただいたものです。)

照明はどうしてもボクにとって苦手な分 野・・・。
コラボしたりしてもっと勉強していかないと・・・です!!!



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2010/06/21

GARDENING研究会6月定例会へ

昨日の日曜日は
OM設計の武部正俊氏が主催されている
GARDENING研究会に先月に続き
二 回目の参加させてもらいました。

当初は山添村神野山周辺の磐座(イワクラ)見学ツアーだったのですが
天気予報が微妙ということで 今回は中止に。
楽しみにしていたので残念ですが、また機会をもってくださるとのこと。

前回と同じ河南町やまなみホールで
今 回のテーマは「庭と石」
ちなみに前回のテーマは「庭と植物」
どちらもすごく興味がある大きなテーマです。

武部さんは磐座 に興味をもって調べられてて
日本庭園の石組のルーツが磐座なのではないかと
磐座を矮小化したのが日本庭園の石組ではないのか
西芳 寺のある部分はもともと磐座ではなかったのか?
などなど、すごく興味深い内容でした。
スライドで見せていただいた神野山周辺の磐座もすご い迫力。
今回もこれから庭をつくっていく上での
新しい「視点」を学ばせていただいきました。

あと龍安寺のある仮説の話も あったのですが
その日の朝に読了した岡本太郎の「日本の伝統」
にも龍安寺は借景庭園だったのでは?という岡本太郎の仮説を
へぇ~と思って読んでいたこと ろだったので
なにかその辺もつながりを感じました。
最近なにかそういう「つながり」的なものが増えてきた気が・・・。

あ と武部さんと荻野さんが このブログをみていただいたみたいで
いろいろご指導、ご鞭撻をいただきました。
まずちょっと前まではお会いしたこともなくあこがれていた 方々に
ブログをみていただけたのがすごくボクはうれしかったです。
それどころかいろんな言葉をいただき、これからのすごく励みになりまし た。
足らないところだらけですが一歩ずつです!! 
毎月こんな刺激的な時間が過ごせることが本当にうれしいです。

この日 の楽しみはもう一つ残っていて
BS11で20:30からやっている
「建築家のアスリート達」という番組に
UIDの前田圭介氏が手掛けられた
大阪の 箕面の「アトリエビスクドール」が。
ここの「アトリエビスクドール」の庭をされたのがお昼にお会いしていた荻野さん。
テレビをみながらこ んなに建築と庭の美しい関係、内と外の美しい関係ってあるんやなぁって。。。
もともとUIDの前田氏の仕事は庭譚の橋本善次郎さんのブログを通じて知っていて
そ の方が今度大阪で建築をつくられて庭を荻野さんがやられたという話を知って
すぐに「GA114」を買いに行ったことを今、思い出しました。
橋 本さんも荻野さんもそのときは会ったこともないのあこがれの人。
橋本さんとはまだお会いしたことはないですが
荻野さんとお会いできたこと は本当にうれしいことです。
見逃したって方は来週にも再放送あるみたいですよ!!

最近ブログやHPをずっとみせていただいてる方 々と
お会いできる機会が増えてきました。
やっぱりなにか少しずつつながってきてるのかな・・・。



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2010/06/18

淀川の庭



ここはもともとあった庭を解体してガレージの部分を増や すという
現在よくある内容の工事なのですが
その条件の中で、亡くなったおじいちゃんが大切にしていた
石や木などを出来る限りいか したものをと依頼されました。

ガレージと庭の間を仕切る新設する壁の高さは
道路からの視線に対するプライバシーと
庭部分 の石組からくる圧迫感がないよう
そのバランス(高さ)に気を使いました。

部屋からメインの景色である石組は
既存の石を使 いオーナーであるおばあちゃんの
長寿を願い蓬莱山石組を。
そしてもともとこの場所に池があったとの話を聞いて
その石組に水をイ メージできるよう
枯滝をつくりました。

表側はナナメの目地のラインの意匠やアイアン塗装の門扉、
版築土壁、マサ土を使っ た洗い出しなど少しモダンなスパイスを。
そしておじいちゃんが大切にしていたクロマツ(雄松)を移植して残して
新たにアカマツ(雌松)を おばあちゃんをイメージして足してみました。

壁の表と裏でガラリと雰囲気の違う二つの空間をつくることができたと思います。

こ の庭で過去をたまに思い出しながら
また新しい思い出をつくっていただけたらいいなと願っております。
































工事前はこんな感じでした↓↓↓







(ちなみにこのウメの木はそのまま残しております。)


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works更新っす!!

 
えーっと、ですね 

ずっとUPしていた淀川の庭をUPしました!

 グリーンスペースのホームページをしっかりチェックしてくれている方達は、
ブログでご存知の庭だと思いますが、 「一度みたからもういいよ、、、」なんて言わずに見ていって下さいね。


大阪の庭師 GREENSPACE CO.LTD.


2010/06/17

楽しい夜!

今夜はだいたい仕事が完成したということで
お施主さんにお寿司をご馳走していただきました!
しかもお土産までいただいてしまい本当にう れしい限りです。
施主さんのおばあちゃんは80歳でもお酒も大好きですごく元気!
楽しい話と美味しい食事を堪能させていただきました。

全 力で仕事をさせていただいて喜んでもらえるのがなによりうれしいですね。

最後に一緒に記念撮影を!!


大 阪の庭屋 GREEN SPACE
タツミコウゾウ

2010/06/16

ついにコンプリート!!!

本日、首を長くしてまっていた荷物が届きました!


(ダンボール2箱。)


(開けると辞典がぎっしり。)


(出してみるとこんな感じ)

ずっと図書館で借り ては(しかも八尾市には蔵書がなくて奈良市で)
本文をコピーしてそれから辞典に付いている測量図は
大阪市内のキンコーズで大型コピーをして
ファイルして いくという力技で「日本庭園史大系」をボチボチ集めていたのですが
先日古本屋さんで状態もよく値段もそこそこのものを発見してしまい
ボク の持ってないのだけをバラ売りしてもらえることもわかり
迷いに迷ったのですが思い切って購入しました。
それが本日無事に届いたのです!

購 入したのは18~33巻
ボクが力技でコピーしたのが
1~17巻 そして34、35巻
ついに「日本庭園史大系」がコンプリートで す!!!!
あとは読むだけですね(汗)
そちらのほうはボチボチと・・・楽しみながら。


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2010/06/15

週末の出来事。

 週末はフレンチのレストランに!!
最近すっごく思うのですが
人生の楽しみって美味しいもの食べて知らないところを旅することやなって。

近 鉄奈良駅近くの
「ビストロ・ル・クレール」 へ
初めていったのですが
味も美味しくたくさん食べるボクには
結構ボリュームもあってうれしいお店でした!
ゆっくり食事を しながら、ゆっくり会話する。
最高ですね。






(フォアグラとボク・・・。)






いや~美味いものを食べるのも勉強ですね!!


日 曜日は雨の予報にも負けず
三重まで潮干狩りに・・・。
小雨のなか頑張りましたが・・・。
貝は雨宿りされてたみたいです・・・。

雨宿りしていた海の家がアジアっぽくて面白かったので。



あ と奈良で超有名な雑貨店「FIELD NOTE」で催されていた
一見設計工房さんとプランタ さんの
「住まいと庭の話」という展覧会を見学に!!



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2010/06/14

青石

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乱貼り用の青石を細かく砕いてます。


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砕いた青石で流れをつくりました。






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2010/06/12

植栽

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植栽をしています。


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まだまだ植栽中っす






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2010/06/11

ペイント

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もともとお家で使っていた、アルミのスライドドアに特殊なアイアンペイントを塗りました。

アルミとは違った重厚な感じに仕上がりました。





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2010/06/10

「山上宗二記」より

山上宗二記」とは
千利休の高弟である山 上宗二が茶の湯秘伝を編述した書である。
 そのなかにあるの千利休の言葉が
ある本に載っていて興味深かったので。


「十五より三十まで萬事を師にまかする也。
三十より四十までは我が分別を出す。
習、骨法、普法度、敷奇雑談は、心次第なり、
但し、十のものを五我を出すべし。
四十より五十までの十年の間は
師と、西を東と違えてする也。
其の内我流を出して、上手の名をとる也。
茶の湯わかくする也。
・・・(続く)」

どういう意味かというと

「(桃山初期では茶の湯を習得するには)
15歳位からが良いとされた。
そして30歳までは、師から教えられたとおりを
忠実に習得するのがよい。
つまりデッサンを充分にやっておけということである。
そうして茶の湯というものを一応自分のものにしたなら
30歳から40歳の十年間は、
自分で創意を働かすべきだといっている。
しかしこの創意は、十を全部創意とするのではなく
半分くらい創意として出すのが良いと主張している。
そうして更に40歳から50歳のまでの十年間におい て
師の茶の湯に対して西を東、
即ち全く正反対の創作を出すべきである。
つまりここに至って自分の茶の湯というものを確立することになるのであり、
そのことによって、茶 の湯を若くすることになると主張している。」

つまりは
 
「一切の芸術上の仕事は、定型化することによって老年化す る。
すべての芸術には若さが最高に必要である。」

と、いう意味ですね。

こ れはすべてに当てはまりますね。
もちろん庭の世界にも!!
ボクは今年34歳。
半分くらいの創意を出すフェーズにさしかかってきま した。
まだまだ造園界では若手中の若手です。
今しかできないこと、今しかできない挑戦・・・
いろいろあると思います。
しっ かり若さ(今)を表現していきたいです!!!!

そしてそして庭の世界が少しでも若返れば。。。。

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2010/06/08

東京での話。

先週末にブログにも書いてたように東京に行ってきました。
今回東京に行く大きな目的は二つ!

①左官界の鬼才、挟土秀平氏の「土と 水陽」展に行くこと。
②庭師 安諸定男親方の「庭師 安諸定男X画家 郡司宏 待つ土」展へ行って
その後にある親方のトークショー、懇親会へ行くこと。

まず挟土秀平氏の「土 と水陽」展に行った感想から
挟土秀平氏の作品を生でみるのは初めてで
最初にパッとみるとすごく可憐でそして美しいという印象を受けるので すが
よーくひとつひとつを見ていくと
その作品に込められた感情とか想いとか彼の魂みたいなものが
伝わってきて、いい意味での緊張 感やパワーがすっごいビンビン迫ってきて
これが今、左官の世界でトップに立っている人の実力なのかと
生で見る作品のもつ力を感じることが できました!
本人も会場にいらっしゃって、ボクなりに頑張って挨拶だけさせていただきました。

そしてこの旅の最大の目的である安 諸親方の個展へ
なんと湯島天神で安諸親方とトークショーの前にお会いできて
彼の作品をみながら直接説明をしていただくというラッキーな機 会をいただき
いきなり最初から親方のすべてにおいての造詣の深さ
そして人間としての深みにいきなりやられました。

(湯島天神にて)

安諸親方の印象はやっぱり、こ んな人は今まで会ったことない!!!!
厳しさとやさしさとユーモアをもったものすごいオーラのある方だと。

(トークショーのひとこま)

トークショーの後に おこなわれた懇親会にも
秋田・長野・東京・神奈川・埼玉・愛知・岡山などなど
全国の若い造園家がたくさん参加されており
少しです がいろいろ話すことができ
すっごいい経験させていただきました!

(懇親会の風景)

懇親会後は場所を移しての二次 会へ(?)
庭誌編集長の豊蔵さん、秋田の福岡造園の福岡さんと お弟子さん
岡山の庭やサカモトの坂本さん、そしてボクより若い森田さんと
朝の3時まで庭談義に花を咲かせました!

(二次会のひとこま)

今回お誘いいただき、そし て最後まで付き合ってくださった
豊蔵さんには感謝の気持ちでいっぱいです。
本当に豊蔵さんは熱い人です。
ボクらも気持ちだけでも 負けないように頑張らねば。
もっともっと勉強して挑戦して貪欲に成長していくのみです!!!

今回の様子は
一緒に行った弟 ジローや萬葉の トモユキ君のブログも参 照あれ。

最後に旅の思い出の写真を!



(今回もご朱印はしっかりいただきました)




(爆発か???)



一番心に焼き ついたのは
安諸親方のつくられたこの土壁でした。


いつの日かこういうものをつくれる庭師になりたい。
そ う思わせてもらえる土壁です。

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