2011/01/27

意見交換2011 「続」

よくこのブログをみていただいてる方は
ご存知かとは思いますが
ボクが書いたこのブログ
にいろんな方がコメントをいただき
いろんな自分なりおもしろい意見の交換が
できたとのでコメントをコピーしたブログ
を書いたのですが
そこにまたすごいコメントをいろいろいただきました!

最近いろんなところで
いろんな方から
このことを聞かれます。
ボクにとってはひとつのこれはおおきな事件みたいなもんです(汗)

さらにいただいたコメントを同じ方法でコピーして
紹介するのはどうかなとかなり迷っていたのですが
ちっちゃなコメントの欄に埋もれるには
あまりにもったいなく
そして今、リアルタイムでこのブログをみてくれている人ではない
あとから訪れてくれた未来の庭師!?の方にも
やっぱり一度読んでみてほしいと思ったので
ベタで申し訳ないですがまた同じ方法を。

今回コメントいただいた方達の多くは
ボクが昨年お会いすることができ
すごく影響を受けた全国の若手庭師さん達です。
わかる範囲ですがその方達のブログをリンクさせていただきます。
是非まだ見てない方がいたらチェックしてみてください!!
コメントをいただいた順番で。

島根県出雲市 櫻や 岡さん 

千葉県千葉市 壇上庭園 壇上さん 

広島県福山市 庭譚 橋本さん 

東京都武蔵村山市 塩の 塩野さん 

香川県高松市 カゼモニワ 多田さん 

大阪府茨木市 創都 清水さん 

宮城県白石市 よっちゃんの庭工房 よっちゃん 

愛知県一宮市 m28e 古川さん 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

いやいや!あついっすね!
ほんま!流行ッ中かんじはあかんですわ!
僕が思うに、むかしっからヤマドリはあるんです!
マタギとか、ソマビトとか必要以上にとったりしないいんです!
エコっていいますけどエコって必要にとりすぎないことだとおもうんです!
僕らのすんでいる、出雲ってところは、今、とても、中途半端で、もうちょっと前の時代がちょうど良かった」かんじです!
だからって、後戻りできんのです!
今、俺ら、っちゅうか、コウゾウくんにいわすと、俺がなんとかせなあかんのです!
俺にできることがあればやりますよ!マジで!
| sakuraya575 | 2011/01/10 10:10 PM |

非常にいい感じのやりとりですね。
物事の本質や意味を感じとり、自分なりの物差し(哲学)にのっとった
軸をしっかりつくりあげる。そして流れ流されず真ん中から判断する
というのが、まだまだ道の途中ですが、自分の目指す所なんで、皆さんの意見交換は自分もドキリとさせられたし、やまどりに関しては俺もやはり現場で体感し見極めなきゃだなと改めて実感しました。
軸をしっかりつくりあげて行く過程において
お互いの否定しあいが多いなか、本当にいい意味での意見交換だと
感じました。
俺も課題を頂いた感じですね。
| 千葉の檀上です。 | 2011/01/10 10:16 PM |

エコの問題は難しいですよね!やまどり採集に関しては、近代園芸も大航海時代のプラントハンターに よって始まったようなもの。それによって、庭園文化、料理の文化や、医療の進歩をもたらした影響も然りです。(イングリッシュガーデンなんか全て英国本土 の植物でなく、もとは南アフリカやアジアからの植物)やまどり=必要悪的なものかもしれません。でも先人たちは、最低限ルールがあったと思いますよ!もち ろん必要以上採集しないし、話の最初にあったように引きぬいた穴はそのままにしなかったはず。
 そして我々はそれをどうやって枯らさないようにカッコよくするかです。植えたがいいがすぐに枯らしてしまっては無駄な殺生です。無理にしてしまうことがエゴのように思いますよ。
 京都の庭を見ても借景してるとこはなるべくそこの自然にあるものをうまく取り入れています。辰巳さんが以前土塀講習での安諸親方の話で瓦が足りなくなければ代わりのものを使うことを思い出しました。そんなことがなんか面白み、味にでると思います。
 近年雑木林の庭が流行してますが、流行は悪くないのですが、樹木自体が外国種が多くなってきたことが少し心配です。動かない樹木がまして外国から移動し てくることが少し無理に引っ掛かってるような気がします。それによって日本の環境が変化してしまうとエコではなくエゴになるかもしれません。ワールドカッ プ開催国の南アフリカで豪州の植物が流行して今では大変な環境破壊になっているそうです。日本でも里山が荒廃し杉の人口林が多くなり、宮脇昭先生ももはや 鎮守の森でないと本来の自生樹木が観察できないといってます。緑をどんどん増やすことがよく考えてないと環境破壊になってしまう。エコにならないことも考 慮しなければなりません。
 
| ラムジこと奈良の藤村です。 | 2011/01/11 12:34 AM |

いい議論じゃな~^^

少し整理してみたよ。


>庭をつくるそして木を植えるという行為はそれ自体が人間のエゴ BY こうちゃん


でも、植えないよりは植えるほうがいいよね。緑はなくなる一方だからね^^
植える人がいなきゃ、乾ききった世の中になるもんね。。。
的確な樹種選択は必要じゃけどな^^命を大事にできるようにね。。。


>やまどりの木だから良いわけでもなく
畑の木だから悪いわけでもないです
そのお庭の空間にあう樹木を選ぶのが
僕たち庭師なんです。 BY ジロー


その通りじゃと思う。
その括りでは考えてないよね^^


>僕たちの仕事は自然を相手にしているからなのか
矛盾がたくさんあるとも思います。 BY ジロー


それは、極論すぎるところもあるね^^
極論を言えば、環境を破壊しない事が完璧な善という角度から見れば、人が生きる事自体が「ego」になってしまうからね。
でも、人の営みはやはり重要で、いろんな角度から見れば、ある角度では犠牲になるものもあれば、別の角度で見れば生まれるものもある。
だから、犠牲になったものの為に、何かが生まれなきゃいけないってことじゃないかな^^
生まれるってよりは、生まなきゃいけないってこと。

そのくらいの覚悟は「ものづくり」する人間にはないといけないって俺は思うな^^


>エコと庭は相反するもの By サトウマコトさん


本当にそう思いますか?
私はそうは思いません。庭に罪はありません。庭に持ち込まれた材料すべては生き続けています。石、土、樹、すべてです。そこにこなければ生きていけなかった樹がいることも事実です。
その庭が「eco」と相反してるかな?



なんて思ったよ^^

ここからは俺の考えね。。。


流行を止める事はできない。
そこに、人の営みがあるから。
そして、その流行に乗り、お金儲けをする人、それを求める人の方が多い事も事実。
それを止める事はできんのんよ。

じゃあ、俺らに何ができる?

そこで、自分が何をするのか、何ができるのかということじゃないかな^^

きれいな言葉で批評や否定することは誰にでもできる。

でも、それをどう思っているのか、だから自分がどうするのか、周りをどうしたいのかを考えて議論しなきゃ、批判の嵐、評論の世界になってしまうね。
今の風潮で、批評や批判をしやすい世の中で、その方が守られる風潮にあるけど、俺らはその中に生きちゃ駄目じゃ。

そして、そこで自信をなくしちゃ駄目よ^^

まず行動、それがコウチャンや、ジロー、キタチャン達が今気付いてやっとることよな^^


物事のすべてをひと括りにすれば矛盾は必ずおきてくるよ。

その矛盾の中でまず、自分ができる事が何なのか、そして、それによってどういう効果があるのか、どう伝えればいいのか、それを考え、行動に移してはじめて意見が言える。俺らはそうありたいね。

完璧な人間じゃないんじゃけ~^^

生かす、殺す、生みだす。これを忘れちゃいけんと思うな~。

生かす、生み出す。だけってことはあり得ない。

生み出すときには何かが犠牲になる。

でも、最低でも「プラスマイナスゼロ」、できれば「+」にかえていけるように日々悩むんだよね^^

それが「庭プラス」じゃろ?^^


何かを考えるとき、必ず忘れちゃいけないことは、そこに「人の営み」があるということ。

人はどんどん贅沢になり、便利なものに進んでいく。
このパソコンだってそう。
間違いなく「ego」だよね。
でも、それを使わなきゃ今の世の中で何かを伝えていくのは無理だよね。スピードある、何も考えず、言葉巧みに操っていくモノに負けてしまうから。

「eco」製品だってそう。けっして「eco」なわけじゃない。でも、『他の製品よりは気を遣ってますよ。使うことだけ考えたら・・・』くらいのことなんよな。
みんながメディアの情報に踊らされてるだけ。。。
「eco」と名をつければいい事してるみたいな気分になってくる。

それを作ったりする事によって使われるエネルギー資源や、物流の事まで考えると「eco」なのかどうなのかってことはたくさんあるよね。

世の中の流れに逆らうことは、決して悪い事じゃない。
でも、それじゃ何も変わらない。
その流れを受け入れてこそ、はじめて何かが動き出す。
極論じゃ何もうごかんのんよな。

そして、正しい答えもこの世に存在しないということをよく理解しとかなきゃね^^

今の自分が考える最高の答え以外には存在しない。
そこに、
| niwatan | 2011/01/11 2:31 AM |

そこに、正解、不正解はない。

常にこれでいいのか・・・もっといい方法はないのか。。。

と考えてなきゃ駄目なんよな^^


固定観念が恐ろしいことになるから。

今の庭師業界が抱えている問題もそこがあるからね^^



やまどりの樹の話に戻れば、樹を山採りすることを悪とすれば、畑で育てる樹に農薬ぶっかけて育てて、化学肥料で大きくしないと元気に育たんような土を作り出してる樹が善だと思うかな?

そうじゃないよね。


結局、結論はないんだよね。


だから俺らができることは、ヒトツヒトツを大事に、感謝しながら「モノヅクリ」していくこと、そしてそこで新たなモノ、感情を生み出すことしかできんのんよな。

頭の中で完結する議論じゃ駄目じゃと思う。
評論家になってしまう。
俺らはその世界じゃ生きたくない。

それぞれが、今思う何かをどう行動に移すのかをこの議論の中で導き出していくことが本当の意味よな^^



「eco」とか、「環境破壊」とか、いろんな「コトバ」はあるけど、そこで一番問題なのは、「環境負荷>生み出される何か」という構造になったとき、それは変えていかなきゃいけない。



人の「ego」はなくならない。

そこにお金が生まれる事も確か。

そのお金で営みが生まれる事も確か。

もしも、本当にそんな事例を何とかしたいと思うなら、考えなきゃならない事は、環境のことだけじゃない。
世の中の流れ、政治、経済、文化、未来・・・

とても広い視野でモノを見る必要があると俺は思うよ。。。

そうすれば、まず動く事しかできないんじゃないかな^^

じゃあ、何ができるのかな?^^




この話はゆっくり飲みながらしたいね^^

偉そう言ってごめんね。

まだまだ説明足らずじゃけど、


この議論、すばらしいと思ったよ。

なんか俺もうれしいわ^^


ワイワイ言いながらみんなで楽しんでいこうね^^
| niwatan | 2011/01/11 2:37 AM |

すごい!!!感動致しました!
その通りですね。
今回生物学的な詳しい意見を言えなかったところが、すごくくやしいですが、生物多様性の理論を支えている人たちは山の中のけもの道をかきわけ、植物の同定 作業、しかも~種のレベルです。そこを生息する動物たちの糞や食べ後、巣穴など、通り道を生き物目線で膨大な資料情報をフィールドで探してきます。しかも そのことに、日の目が当たることはありません。体を張った仕事であります。これからは、学者先生なんて思わずに、いろいろな分野で手を組んでいい形にして いけるといいですね。
| サトウマコト | 2011/01/11 8:03 AM |

sakuraya575様

コメントいただいてありがとうございます。

必要にとりすぎないことが「エコ」
ほんとにそうだと思います。
きっとそこにいい関係あるんやと。

出雲は必ず最低でも年に一度はいく場所です!
築地松や民家の瓦・・・。
とても大好きな場所です。

櫻屋さんがきっとなんとかしてくれはると思います!!
| KoZo | 2011/01/11 6:53 PM |

壇上様

こんなに皆さんからコメントをいただけると思ってなくて
ほんとドキリの連続です。
自分がわかってないところが改めて認識できますが・・・。

また春にやまどりの現場で
ゆっくりこのことについてお話できたらなと思ってます。

ほんとおかげさまでここがいい意見交換の場になってることがうれしいです。
| KoZo | 2011/01/11 7:04 PM |

藤村様

訪問そしてコメントありがとうございます。

外国種や杉の人工林の問題はありますよね。
南アフリカの話はまったく知りませんでした。
是非また今度お会いしたときに教えてください!

宮脇昭先生の本はボクも何冊か読んだことがあります。

生態系や自生樹木などのことを考えると
庭でとなると、なかなか難しく 
今、うまく答えがみつけられません。
ボクら庭師なりの
答えや考えを探さないと。
なんか「やわらかな」答えがみつかったらええなぁ
なんて思ってます。
| KoZo | 2011/01/11 7:21 PM |

サワグリの丸太がほしくてうら山には入る、穏やかな山だけどさかを登り高いところにたどりつき細い獣道程度の尾根道をしばらく行く
程良いところまで行くと崖を滑り降りる、かかとを立てて山の木につかまりながらザザザッと、
下までつくと谷の沢を歩き探し続けてやっと見つかる、
そして手頃な長さに切り肩に担ぐ、サワグリは思ったよりも右肩にズシリとくる、そしてもときた道を行く。
さっきの崖が見えてくる滑り落ちないよう、つま先を立てて必死に左手で山の木につかまりながらよじ登る。
それを何往復化する
なるべくならば冬が良い夏の山は怖い、おれはそれほど馴れてないから。
ましてや山の木を生きたまま連れてくるとなっちゃもっと気をつかう。
山は生きているんだ

樹齢二千年の杉の木が最後の時を迎える大きな台風によって。
長雨によって山がくずれる。
こんなことは当たり前なことだ
山はすぐにとりもどす

おれが問題だと言うことは
「人間が生き物であることを忘れかけ始めている」
のではないかと言うことです

おれはコメの作り方を知りません
これは日本人として大問題なんじゃないかと最近思うんです。

善ちゃんの言うとおり
流行やこの便利な世の中を止めることは出来ない

じゃあどうする

山取と採石山と高速道路の違いはどこだろうか


っと気軽にコメントさせてもらいました、なんだか尻切れだけど。
それにしてもすごいブログですね
しおの | 2011/01/11 7:39 PM |

庭譚 善次郎様

ありがとうございます。
善次郎さんのリアルな意見が聞けて
本当にうれしく思います。
しかもこんなにわかりやす言葉で丁寧に。
すごく心に響きました。

善次郎さんの考え方や捉え方
そして物事に対する表現の仕方
同じ場で議論をさせてもらって
あらためてすごさがわかりました。

すべての基本にある「人の営み」
そして「生みだされる何かと環境負荷との関係」
「モノヅクリ」をしていくということ
・・・
自分にはいったい何が出来るか?
ボクも動きながら
ときには失敗や間違いもし
こうやってたくさんの人たちと議論をかわしながら
何かを掴み、導きだしていきたいと。

それはこの仕事を続けて行く間ずっとずっと
自分には何ができるのか?
って問い続けていくことやと。

やるからには妥協はしたくないです。
善次郎さんが今、みている みえている
「景色」がみれるように
ボクもがんばります。
もちろん楽しみながら。

「ニワプラス」の意味は
善次郎さんバージョンを
新たに加えさせていただきます(笑)
ほんとそうですね ボクらは
日々「プラス」に変えていけるように
悩んで挑戦していかねばなりません。

コメントありがとうございます。
励みになります。

近いうちに福山に行かせていただきます!!!
その時はまたよろしくお願いします。
| KoZo | 2011/01/11 7:59 PM |
サトウマコト様

今回はほんとにサトウさんの一言から
はじまったと思います。
すごいことになりました!
全国のたくさん庭師の方が書き込んでいただいてくれました。

いつもよりちょっとだけ前に進んでみることで
こんなに変化するんやってことを
ボクは身をもって昨年一年で学びました。
単純でシンプルやけどすごいことです。

わかっていただけたとは思いますが
ボクは難しいことはわかりません。
それでもよければまたいろいろ一緒に話ましょう!

おっしゃるように
いろんな分野で手を組んでいい形にしていくことが
大切やと思ってます。
| KoZo | 2011/01/11 8:18 PM |

しおのさん

ありがとうございます。
ボクのブログ、えらいことになってます・・・。

でも気軽にって深すぎます・・・。

「人間が生き物であることを忘れかけ始めている」

塩野さんの言われることには
いつもドキっとさせられることばかりです。
そしていつも学びたいと思うことばかりです。

話は少しかわりますが
ボクが最近会ったひとのなかで
一番生き物のニオイがする人間は
間違いなく塩野さんです。

もちろんいい意味でです!

ついさっき
このブログもみてくれた
宮城のよっちゃんからも
山はいきている そしてすぐにとりもどす
って同じような内容の話を教えてもらいました。

山どりと採石山と高速道路
塩野さんならどう考えるのか
塩野さんならどうされるのか
すごく教えてほしいです。

またお会いできるのが楽しみです!

 KoZo | 2011/01/11 8:34 PM |

カゼモニワ 多田です。

いい議論ですね。

遅ればせながら、、、。


おれは木に魅力を感じ作庭家になりました。


直感で。


人間には木が必要やそう思った。

だから庭をつくってる。

山取りは木を知る為には自分には必要やし、

山に入ればどう木が再生しているのか

そして山の異変もみえてくる。

まだまだ知らない事だらけやけど

感じれる。


エコなんていう言葉に惑わされてもしょうがない。

観て感じることが重要やと思う。



ガーデニングが流行ってたりするけど

ある意味ではいいことやと思う。

多くの人が知ることにより、

問題はあぶりだされてくるから、、、。


無関心では何も生まれない。

感心を持ってもらうことも

庭を作る人の役割の一つやと思ってる、、、。


こんなことを書いてると終わりそうもないので


また会って話しましょう!

今度は徹夜でもオッケイやでー。
| 多田 | 2011/01/11 9:14 PM |

カゼモニワ 多田さん

コメントありがとうございます。

多田さんの年明けすぐにの気合いのはいった
ブログにちょっと圧倒されてしまいました(汗)

やっぱり自分のカラダで感じることが大切ですね
ボクも山を知らなくてはなりません・・・。
そういう感覚、感性は作庭家としてもたくては。

おっしゃるように
関心をもってもらうことが大切ですよね。
ボクの仕事、勉強会そしてブログなどで発信することも
少しでもこれからの造園界の役にたったらなぁって。
そして少しでも興味をもってもらえる方が増えたらなぁって。
でかい話ですけど・・・。
そんなことも思います。

「直観で」というところが
すっごい多田さんっぽいです!!

徹夜は倒れてしまうかもですが(笑)
ちかいうちにゆっくりまた話してください!!

| KoZo | 2011/01/12 8:55 AM |

創都 清水です。

すっごい盛り上がってますね。

僕も色んな角度から庭と言う空間創りに携わりながら、今まで悶々としておりました。

見る角度や、切り口の位置によって解釈は様々だと思います。

答えは無いのですから。

営みの数だけ庭に求める物もあり、エゴもあります。

犠牲なくして新しい物を生むのは不可能だと思います。

かといって開き直るのではなく、そのために何をすべきかを考え続ける事が大切なのかなって思います。

「やりたい事」は皆それぞれなかなか譲れないものです。
でも「やるべき事」は皆で意見を出し合って考え、力を合わすことも出来ると思います。

「創る事」と「残す事」
「やりたい事」と「やるべき事」

バランスよくなんてカッコイイ事言えませんが、庭師の役割として考え続け動くべきかなって思います。

そしてその発信が人の関心を呼び、間接的でもにエコにつながる無数の動きを起こすのではないでしょうか。

前にお話してた座談会2月はじめ頃に企画してます。

庭師・園芸・樹木医・園芸療法士・華道・緑化メーカー・菜園事業色んな角度からの緑との関わりを聞けると思います。

| 創都 しみず | 2011/01/12 12:30 PM |

柔らかい解決案をみつけましたよ!

 私の言い方では安易な山どり危惧になっておりますので、いくつかの中間案を。
基本的には今の山は、以前に比べると、自然回復能力といったものがどんどん落ちていると伺いました。なので、山どりの際の心配点としまして、山の土の根鉢 にいろいろなその土地固有の生物、微生物がおられます。山野草なども。なので、それを何処に移動するのか?プラントハンターの例がこれです。そしていい樹 形がないからといって、無理して人が入らないようなところに行くこともありません。獣たちがびっくりしています。山どりも、「地産地消」の概念を使う時か もしれません。
私はときどき、有効活用しきれない杉林を伐採し、落葉広葉樹を植樹するボランティアに参りますが、人が手を入れ放置された人工林なども見ておくと感じ方も変わるかと思います。薄暗い林床、単一な下草などなど。

私も大変勉強させていただきました。KOZO様、皆様ありがとうございました。

| サトウマコト | 2011/01/12 12:52 PM |

創都 清水さん

ほんとすっごいです!

「発信が関心を呼び
間接的にでもエコにつながる無数の動きを起こすのでは」
ほんとそうやと思います。

なんか庭師らしい発信
そして大阪らしい発信ができたらなぁ
なんて思いました!

座談会楽しみにしております!
いろんな業種の方々とお会いできるのは
とても刺激的でうれしいことです。

清水さんと一緒に
ボクも
考え続け動き続けます。

これからも大阪を関西を
盛り上げて行きましょう!

| KoZo | 2011/01/12 6:31 PM |

サトウマコト様

その解決案がどーなんか
正直、今のボクにはわからないのですが・・・
これを機に
いろんな知識・見聞をもった方達に話してみてください。
そして百聞は一見に如かず
動いて自分の目で確かめてください。

そしてついでに
全国にはたくさんの庭師がこんなに情熱をもって
日々を仕事しているということを
よかったら伝えてください!

春に山どりを見学に行くと思いますので
そのときにまたボクの感じたことを
ブログに書いてみたいと考えております。

こちらこそ勉強になりました。
ありがとうございました。
| KoZo | 2011/01/12 6:42 PM |

山どり・・・
ずいぶん悪者扱いされてるね(笑)

乱獲はしてません

山の木ならなんでも 売れるというわけでもないし

買い付けた山の1パーセントにも満たないんじゃないかな

いろんな山師がいるだろうからなんともいえないけど


自然の再生能力は すごいよ

何年もかけて降り積もった保湿力のある腐葉土に 種がこぼれ

芽を出し 自ら再生していく

2・3年すると 本当に木を掘った山なのか?というくらいに

どんぐりを拾い 連結ポットで芽を出し 掘り穴に植える山師もいるし 種を撒く山師もいる

なにより みんな山に感謝している

山小屋の壁には 「山のめぐみ」 「感謝の気持ち」と張り紙してある


山師は みんな山に生かされ 山を大事にしています

山から 木を掘ると緑が減る??なんてことはないはず

掘られた木は 遠く運ばれ全国の庭屋さんの手によって

街では 緑が増えてるはずなんじゃないの?

畑の木も 山の木も 同じ緑ですから

庭屋さんの手によって 枯らさないように 大事にしてあげてください




生態系の変化・・・

山で起きてる問題

今 消滅してきてる

なぜなら 山に人が入らないから

これは 意外に感じる人も多いはず・・

山は ただ放置すればいい それが自然

みんなそう思ってる

コナラがあって モミジがあって トネリコ エゴ 山桜・・・等

あるわけだけど コナラなんかが 何年もほったらかしだと 

陰になって 成長の遅い木が 消滅していってしまう・・

日本は 何年か前までは 人と山は 共存していた

炭を焼いたり しいたけの穂だ木や 紙の材料パルプとして

人と共にあり 山は生活に欠かせないものだった

でも今じゃ 必要とされず 山は 荒れてきた

50年も経つ落葉高木は 芯から枯れてくる

そして苦しくなり70年後に倒木になり その頃には 種をこぼし

子孫は 増える・・というサイクルなんだけど

手付かずの山は 荒れ果て 再生できないんじゃないかという

クズなどのつる性植物が 手付かずの山では 蔓延り 新しい芽の 成長を妨げてる・・・

山師達がみんな心配しているところ

木が 枯れる前 30年サイクルで 木こり軍団が 木を伐り

新しい芽を出させて 何度も何度も山を再生させてきたわけです

それが手付かずだと 朽ちちゃう可能性が出てきたのは 木が必要

されず 木こりの数は 激減  

必要とされる以上の木を再生させることが出来ない現状・・・

木を掘る掘らない以上の問題を山は 抱えてる・・

山堀りは 山の木を助けている

と俺は思う 

賛否両論だとおもうけど 山師は みんなそう思ってると思うよ

山に生かされてんだからね!!


コウゾウ君 話し聞いたから 山学校行かなくていいやなんていわないようにね


春 楽しみにしてます!! 
| よっちゃん | 2011/01/15 10:37 PM |

よっちゃんへ

忙しいのに心こもったコメント書いてくれてありがとう。
この前電話もらったときに
よっちゃんのパワーと情熱と知識を
あらためて感じさせてもらって
こんなすごい同級生がいるって
ほんとに頼もしくそしてすごくうれしかったわ!

すべてが
山小屋の張り紙にある
「山のめぐみ」「感謝の気持ち」に
あらわされていると。
すごく伝わってくるもんがありました。

ボクらはみたくないものを
都合よくみないようにしているし
そしてみたこともないものを
頭ごなしに簡単に非難することも
しちゃってると思う。

山どりが乱獲なのかという問題とは違う
まったく別の問題が
実際に山で起きているということ。
それはまったく反対の
木を伐らなくなったことで発生した問題。
その場にいって
見て・聞いて・リアルに感じないと
わからないことばかりです。
なんかええ教訓をいただきました。

すごく山師という
仕事に
そして山の再生能力やサイクルに
さらに興味を持ちました。
実際に山にいったらもっといろいろ
感じることがあるんやろなって。

そして今回のよっちゃんのコメントのような
声がいろんな人に届いたらと感じました!!

ボクも春楽しみにしてますので!!
| KoZo | 2011/01/17 6:39 PM |

九州を旅してた時に
道にたたずんでたおばあちゃんに会った。

ひげボウボウで真っ黒けでくっさい俺の目をまっすぐ見据え
おばあちゃんは
「まず山がおかしくなった」
と言った。

俺もたたずんだ。

「川がおかしっくなって、海がおかしくなった。」
「そんで人がおかしくなって死に始めた。」

「・・・うっ。」

「みんなが必死でうごいた。」
「山がもどった。」
「川がもどって、海がもどって、そんで人が治っていった。」

そこは水俣市やった。


四国の大歩危峠を旅していた。
音がない、
光がない、
閉ざされた山の中、
自分の存在だけを感じていた。

いきなり開けた場所にでた。
なんか動いている。

目の前から日が昇り始めた。

赤い光が広がりはじめたその場所で
おばあちゃんが畑を耕していた。

「・・・こんな山奥に」
茫然と見つめていた。

おばあちゃんは日の光のほうを向き
手ぬぐいを頭から取り
そして
ゆっくり頭を下げた。

うつくしい。

俺はそのあと
涙でかすんだ夢のような視界の中
こわさないよう
その場を離れた。


そこに人はいる。

そこにモノはある。

ひきこもりたい奴はひきこもって薬をもらおう。

前に出なきゃいけない奴らは前に出て歩こう。


そして引き裂かれるようにモノをつくり、己の血と肉をつくろう。

m28e | 2011/01/20 9:16 AM |

m28e 古川さま

コメントわざわざありがとうございます。

新しい作品の
「 ヨリドコロ ≒ ス 」
HPでみせていただきましたが
すごく引き込まれました!

古川さんの
「 ヨリドコロ ≒ ス 」の
コンセプトにもありましたが
(コンセプトがどうのとかもありますが
すっごい単純に見た目もカッコいいと思いました。)
古来より山、大木、巨石は拠り所であり
今はその拠り所がなくなってきてるのではないか。
それと今回のコメントと合わせて読ませていただいて
なにかボクの中ですごくしっくりときました。

そして貴重な体験談ありがとうございます。
すごくその景色が浮かんできました。
また直接、話聞かせていただきたいです!

これから古川さんが
どんなふうに前にでて引っ張っていくのか。
どんなふうな歩き方をされるのか。
すごく興味があります。

ボクも内側が湧き出てくるような
引き裂かれるような
モノをつくれるように
もっともっと研ぎすましていきます。

これからもよろしくおねがいします。

| KoZo | 2011/01/20 6:15 PM |

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

これからも
たくさんの人と話できたらええな
なんて思ってます。




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