先週の23日に弟のブログででもありましたように
京都・北村美術館<四君子苑の庭>へ
いつも春と秋に5日間くらいの庭園の特別公開があるのですが
行きたい行きたいと思いながら2年くらい・・・
やっとうまくタイミングがあって見学することができました。
今回は八尾の庭園屋チームでにぎやかに!
↑ 表門 と萬葉さん・・。
↑ 真ん中の大きな敷き石は九条家の御駕篭石(江戸時代)
↑ 奈良の金棒石(かんぼういし)の苑路、左奥に朝鮮燈籠(高麗~李朝時代)
↑ 玄関前からみる土塀と腰積みと苑路
↑ 六角形石灯籠(嘉永三年(1237年) 重文)
↑ 方形の飛石と対向孔雀文水鉢(鎌倉時代中期)
↑ 大日寺の五輪塔(文永二年(1265年))と三体仏竿石
↑ 寄せ灯籠
↑ 珍散蓮の広縁より
↑ 同じく珍散蓮の広縁より 三角雪見灯籠(桃山時代末期)
↑ またまた珍散蓮の広縁より 石棺の蓋を使用した沓脱石
水が赤いのは底に「春日部石」を敷きつめているため
↑ 真黒石(まぐろいし)の軒畳みと元中宮寺の礎石
生垣の向うに大文字焼きの大の字がみえる
↑ 奥に見えるのが法筺印塔(ほうきょいんとう 鎌倉時代初期 重文)
↑ 手前が四方仏水鉢(鎌倉時代中期)、奥が八角形置灯籠
↑ 右側奥にみえるのが阿弥陀如来座像石仏(平安時代後期)
↑ 池にかかる切石の石橋と置灯籠(室町時代)
↑ 母屋からの景色
↑ 同じく母屋からの景色
本や雑誌でみてるだけでは、たくさんの石造品が並んでいるイメージがあったのですが
ものすごく考えられた配置で
鬼才とよばれた京都の庭匠・佐野超守のセンスに驚きです。
あとやっぱり施主である北村謹次郎という人物がすごい人だったんだろうなと。
自分の家の沓脱石に石棺の蓋の使用を認めるんですもんね。
また何年かして訪れたいです!!
それまでには少しでも今より多くの石造品やお茶の知識をつけなければ。
あとこの日、石造工芸士の第一人者である
西村金造氏もいらしており
声もかけることができず、どんな会話をしているのか
聞き耳をたてていたというとてもボクらしいエピソードも・・・(汗)
そのあとはランチは
「鳥岩楼*」で親子丼
↑ もちろんうまいです。
午後の部は
「醍醐寺三方院」へ
なんと撮影禁止・・・。普通は室内撮影禁止でも庭園だけは撮影OKですがね。
ポイントポイントに監視員のおば様付きの庭園見学。
拝観者を全員見渡せる斜め前横で椅子に座って睨みをきかせておられます。
日本庭園史大系を読みながらみんなで庭談義。
素晴らしい庭園だったのですが
いかんせん監視員付きでは・・・落着きません。
もちろん理解はできませんでしたが
大人なので(?)写真は撮ってません・・・。
でもどうにかなりませんかね?
参考:「庭 189号190号 建築資料研究社*」
「日本の庭 ことはじめ 岡田憲久 TOTO出版*」
大阪の庭屋 GREENSPACE CO.LTD.
http://green-space1991.com
0 件のコメント:
コメントを投稿