2013/11/19

「京都の夜」

昨日はある知り合いのところに
フランス人の学生さんが留学していて
その彼が日本庭園や苔にすごく興味をもっていて
ちょっといろいろ庭師に聞きたいことがあるので
一回会って話してくれないかって話が。
ボクとジローだけではかなり不安なので(汗)
京都でボクがおもしろいって思う庭師さんに
事情を伝え一緒に飲み会をしませんかって
声かけさせてもらったらなんとみんなが来ていただけることに!!
(声かけれなかった方ごめんなさい。人数の都合もあったので。。。)

IMG_4319.jpg

日程は鎌倉の同級生の梅田園の梅ちゃんが京都に来るタイミングで
集まることにしました。
実政さん、佐野くん、上岡くん、笹原くん
ほんとに忙しい時期の平日にありがとうでしたm(__)m

その留学生のニコラス君のなかなか難しい質問に
みんなで首を捻りながら。。。
例えば「苔寺の苔は何歳?」とか。。。

個性的である意味適当な(!?)メンバーですので
それでニコラス君よかったんだろうかという
不安もありますが。。。
それもまた庭をつくってる人らしいかなぁって。
体感してもらえたかとw

そしてそして
主役そっちのけで
大盛り上がりのおもしろ庭談義が(汗)



ボクも久しぶりに会う人も多かったので
いろんな考えややり方や物事の捉え方などを
改めて聞いて話して
じぶんを見つめ直すいい時間になりました。

その中で
「場」の話がでて
「場」を読むとか感じるとか
「場」を表現する
とかの話題に。

みんな目指してるところはすげーなぁって。
そしてやっぱりこの仕事はおもしろいなぁって。
言葉にできる答えなんてたぶんないのかもなんですが
そういうことを真剣に話できる時間ってほんと貴重です。

で、そんな「場」のことが頭に残っていて
今朝「KINFOLK vol,7」をパラパラみてたら
こんな文章が。

「農場は人間の感情で満ちている。農場に描かれる模様と輪郭は
時間と労働のものさし。農家それぞれの物語が、土に刻み込まれている。
未開の地と、人間、自然、文化との繊細なはざまで
いかに土地を耕すか。そこに農家の暮らしはかかっている。
人間の野生の最たるところは、生き抜き、食べ、愛し、つながる必要があるということ。
食べ物を育み、分かち合うことは、土地と住人を結びつける。
土と食卓、種と植物に、農家は橋を架ける。
集まって食事をともにするとき、密接だけれど現実的な土との絆を感じ
持ちつ持たれつの関係を思い出す。」

昨日の話のなかでも
造成された土地に家が建つことが多くて
なかなか「場」というもの「土」というものを
最近は感じることができないという話にもなった。

なにかボクらのつくる「庭」が
「場」を感じさせる装置というか引き金というか
住人と土地を結びつけることができないもんなんかなぁって。

あちこち行きましたが
とっても楽しい夜でした!!




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