タツミ庭園研究所: 庭園学講座　壱

2010/08/30

庭園学講座　壱

怒涛の一週間が終わり
本日から通常の仕事に戻っております。

今までに経験したことがないくらい
濃密な時を過ごすことができました。
ボクのこれからの人生を変えるといっても
大げさではないくらいの
一週間でした！

睡眠はできませんでしたが（汗）

８/２７（金）~8/29（日）の三日間は
京都造形芸術大学で行われた
庭園学講座「近代数寄者の庭―植治をめぐる人々」
に参加してきました。

教室での授業と現地見学と盛りだくさんの内容でした。

授業は
・近代数寄者の趣向　熊倉　功夫
・植治（七代目小川治兵衛）の仕事とその周辺　尼埼　博正
・数寄屋大工の近代　矢ヶ埼善太郎
・京都画壇と庭園　小野　健吉
・近代庭園の文化財指定と保存修復のとりくみ　仲　隆裕
・「煎茶」の思想的・政治的景観　小川　後楽

と、こんな感じ

現地見学は
・無隣庵庭園　
・流響院　（非公開）
・怡園（イエン）　（非公開）
・清流邸　（非公開）
・大徳寺　高桐院
・大徳寺　孤蓬庵　（非公開）
・渉成園

と、こんな感じ。

この中で断トツでボクの心に残ったのは
植治の講習でしたが
「孤蓬庵の忘筌の間」でした。
そこには絶対的な計算された美しさがあり
空気感があり、綺麗さびの美がありました。
ずっと行きたい庭でしたが、特別公開もなく
いつも本やテレビでみてるだけのあこがれの空間でした。
もう少し時間がゆっくりあればもっと最高だったのですが。。。
写真もとれなくてそこも残念。
でもほかにみたものが全部ぶっ飛んじゃうような空間でした。
あともう一回くらい人生の間でいけるかなぁ・・・。