ここはもともとあった庭を解体してガレージの部分を増や すという
現在よくある内容の工事なのですが
その条件の中で、亡くなったおじいちゃんが大切にしていた
石や木などを出来る限りいか したものをと依頼されました。
ガレージと庭の間を仕切る新設する壁の高さは
道路からの視線に対するプライバシーと
庭部分 の石組からくる圧迫感がないよう
そのバランス(高さ)に気を使いました。
部屋からメインの景色である石組は
既存の石を使 いオーナーであるおばあちゃんの
長寿を願い蓬莱山石組を。
そしてもともとこの場所に池があったとの話を聞いて
その石組に水をイ メージできるよう
枯滝をつくりました。
表側はナナメの目地のラインの意匠やアイアン塗装の門扉、
版築土壁、マサ土を使っ た洗い出しなど少しモダンなスパイスを。
そしておじいちゃんが大切にしていたクロマツ(雄松)を移植して残して
新たにアカマツ(雌松)を おばあちゃんをイメージして足してみました。
壁の表と裏でガラリと雰囲気の違う二つの空間をつくることができたと思います。
こ の庭で過去をたまに思い出しながら
また新しい思い出をつくっていただけたらいいなと願っております。
工事前はこんな感じでした↓↓↓
(ちなみにこのウメの木はそのまま残しております。)
大阪の庭屋
GREENSPACE CO.LTD. タツミコウゾウ
http://green-space1991.com
0 件のコメント:
コメントを投稿