2011/09/16

鴻池新田会所


昨日は打ち合わせの合間に
「鴻池新田会所」に
新田とは1705年に
大和川付け替え工事によってできた
新しい田畑のこと。
その中でもこのあたりは
最大の面積だったらしい。

新田開発はボクの住んでる近くにも
山本新田があってとても身近なことであるはずだが
ボクは小学校のときに習った記憶が少しあるものの
まったく興味がなかった。
これを機に大和川の付け替えのこと
そしてそれに絡む利権(?)などのことを
いろいろ勉強してみようと思う。

会所とは
新田経営の拠点であり
小作人から年貢などの徴集や
いろんな資料の作成などの業務をしていたところである。

これも近くに
安中新田会所があるので
行ってみようと思っている。










ここも正直にいうと
かなり庭の管理が今ひとつだと思った。
日本庭園史大系25巻によると
作庭は江戸時代末期
様式は池泉観賞および平庭
昭和46年に実測された図面そして写真と
比べても刈込、石造品、敷石や
弁天池周辺やかかっている木橋など
かなり形状がかわっているように思われる。

最後に日本庭園史大系の
鴻池新田会所によせた
重森三玲氏の言葉を。

「今日では、このような豪快な建築物や庭園が
殆ど保存されない関係で、
これを保存してきたそれらの人々の苦心は大変であったし
殊に鴻池家などが、巨財を投じて開発した新田は
それだけ米を量産して旧時代の民衆を助けた訳であり
もとより鴻池自体も豪農になったが
種々な意味で、歴史を語る資料としても貴重な文化財である。
願わくは永く保存されることを希望する。」

大切にしていきたい場所です。



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大阪八尾の庭師
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