2011/11/07

手入れ考


これから年末にかけてはどこの造園屋さんも
手入れ仕事で忙しい。
最近その「手入れ」についていろいろ考える。
ジローは前から考えているが。。。
「手入れ」もいろいろ言い方があって
「ハガリ」といったり「剪定」といったり
「木ヅクリ」といったりもする。
「植木屋さん」「造園屋さん」「お庭屋さん」「庭師さん」
そちらもいろいろ呼び方はあるのですが。。。それは今回は置いておいて。

養老孟司さんは
「子育ては手入れ」と言っていた。
「手入れ」は日本文化の自然に対する典型的な態度。
子供は自然だからと。
その話も置いておいて。。。(汗)

「手入れ」の仕事はどちらかというと
現状を「維持」するというのが
一般的にボクらの職業のなかの考え方だと思う。

なんとなーく「庭をつくること」に比べると
保守的なイメージがある。
そういうのもボクは正直嫌いではないのだが。
それプラス押さえつけているイメージも
ボクには少しある。

そこをもう少し
革新的に前向きに
時をとめるのではなく
時間軸を未来に進めるような
発想で「手入れ」がしたいなと
近頃考えている。

ジローはよく
「手入れで庭をつくれるのでは」と
言っている。
今まで言葉や頭ではわかっていても
ピンとこなかったのだが
ちょっと内からイメージが湧いてきたかも。

これは形ですぐあらわれるものではなく
ジワジワ時間をかけて結果がでてくるものだと思う。

それはもちろん技術も必要なことやと思うけど
自然を認めることだと。
(これは養老さんが言っていた。戻してきました。。。)
自然を認め
少しだけ人工の方へ近づけること。

「手入れ」
じぶんの中で面白くなってきた。

ひとつだけ言えることは
毎年なんとなく、ルーテンな
「手入れ」をしたくない。
ってことですかね。

ちなみにグリーンスペースは
手入れからのお仕事も引き受けますので!!
最後に宣伝でしたww



大阪八尾の庭師
GREENSPACE CO.LTD.

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